ごあいさつ

 今日の日本では多くの方が悩みを抱え、冷たく重い苦悩を胸に抱えながら生きています。

 さまざまな理不尽や失敗に襲われ一人では立ち上がれなくなってしまった大切な存在。それを支えられるのは身近にいるあなただけ。
ーーでは、そんな優しいあなたのことを支えてくれるひとは近くにいますでしょうか。話を聞いてくれるひとは、苦痛を理解してくれるひとはいますでしょうか。

 自分だってつらいけど、この人の方が……。自分だって泣きたいけど、この人を支えなきゃ……。自分の人生を楽しみたいけど、一人だけ幸せになるのは……。
暗がりに足を取られてうまく歩けなくなってしまったあなた。

 ひとのために自分を犠牲にできる人生観は美徳そのものですが、同時にあなた自身の人生において大切な輝きを見逃してしまっている状態にあるといえます。
大切なひとの幸せを望み、大切なひとの痛みを払い、大切なひとの人生を取り戻したいのであれば、まずは共に歩く自分が上を、前を向かなければなりません。

『他人を望んだように変えることは不可能だが、自分は変えられる。自分が変わった先にあるものが他人の変化であり、周りの幸せを望むならばまずは自分こそが幸せになるべきだ』
 これこそがメンタルセラピーの掲げる基本理念であり、あらゆる心の悩みの到達点がここにあります。

 傾聴そのものが直接あなたの大切なひとに変化をもたらすことはありません。ですが、あなたと言葉を交わす中で、あなたが置き去りにして忘れた大切なものを。人生のほんとうの輝きを見出すことは出来るでしょう。

 変わるきっかけはここにあります。
ここから始まる幸せの道の第一歩として、あなたの話をお聴かせ下さい。
わたしの言葉があなたの歩みの助けになるそのときを、心よりお待ちしております。